2003年02月

長谷川きよし@Back in Town

アルバム「ふるいみらい」
中山千夏の童話に長谷川きよしが歌をつけて組曲にしたものをライブで聴く。ガットギター1本の弾き語り。驚くべきテクニックに圧倒されつつもライブハウスの気安さから聞きながらワインが進み2時間で2本。

リリパットアーミー2「空天華」@本多劇場

大阪弁の「食うてんか?」の洒落のようであった。中島らも逮捕の件は 大阪らしく全面的に笑いのネタとして。ホンマにアホですんまへん。明るくていいですね。芝居は例によって哲学のないもの。出演者もお客も内輪ネタだろうが 面白いポーズや声など、おもしろければいいじゃん路線。ファンなら見なれている「お約束」ネタばかりなので、他人様にお薦めできるものではありません。今 回も千田訓子に目が行った。妻も好きだそうだ。デブ専?

シャイン

軽く泣かされた。ちなみにあのピアニスト、一昨年世界ツアーやって日本にも着ているようだな。とにかく最後はシアワセに終わるというのが一番大事だよ。

オーケストラ楽器別人間学

ご存知の通りこの類のうにゃらけ本は硬軟とりまぜていろいろ存在した。自分でも演奏会パンフレットの曲目解説などの執筆を頼まれるとよくそんなことをネタにしてごまかしたりもしていた。
で、この本ははっきり言ってなかなかよろしい。集大成というのではなくうにゃらけたようで実はなかなか内容が深い。それにもまして「笑える」。これは実に大した物だ。文体はアレに限りなく近いが、きちんとセーフラインにとどまっている。
あまりに豊富なアイデアを詰め込みすぎて、中盤の企画で退屈する部分もあるがそれもご愛嬌。

解説を三谷幸喜が書いていて驚いたが、なんのことはない。『オケピ』の資料に使っていたようだ。

ピルグリム 鴻上

大変良かった。

演劇に必要な要素を設計時にずいぶん研究した(らしい)国立劇場をうまく使って、さまざまな演出のアイデアを見せてくれた。役者も全て○。やはり冨田靖子はよい。
80年代の再演なので古臭さを感じさせる要素も多かった。「学生時代に作ったコミューンの意識体」とか「小学生の頃に山でクラスメートを殺した?罪の意識」とか。ちょっとね。
でも、そんなことを考えなければ、音と光と台詞の洪水の中で気持ちよくたゆたうことができます。ナイス鴻上。やるじゃんか。

妻的にはかなり豊富なギャグの連続にもかかわらず、終盤にやや説明的な演出と笑いのない場面が続いたのが良くなかったようだ。それには同意する。別につじつまなんて求めてないんだよね。
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