東京ヴォードビルショー@下北沢 本多劇場
三谷幸喜脚本。前半は「東京オードブルショー」と銘打ったコント集。
夜道で別れる恋人達。「さよなら、今夜は楽しかった」の後で去っていく男の背中に意を決した表情で女が叫ぶ。
「あなたと一緒に朝日を見たいの!」
暗転。男にスポットライトと劇的な音楽(Show meですね)
男、感極まって答える。
「わかった! じゃあ、明日朝5時半にここで集合な! おっくれるなよ~!」
走って去って行く。・・・こんなのがいっぱい。
休憩を挟んで「その場しのぎの男たち」。明治24年の5月11日朝、大津市の路上で来日中のロシア皇太子ニコライが巡査・津田三蔵に襲われる。世にいう「大津事件」である。わずか組閣5日目の松方正義内閣にとって日本の命運にかかわるこの大ピンチは汚名返上の千載一遇でもあった。
内相・西郷従道、外相・青木周蔵、逓信大臣・後藤象二郎と共に無い知恵を絞って編み出す「その場しのぎの対応策」は、打つ手打つ手が面白い様に外れていき、そこに農商務大臣・陸奥宗光、伊藤博文とその右腕・伊東巳代治が加わり、ますます混乱の深みにはまっていく。
かたや冷徹なまでに日本の政治に命をかける伊藤博文と、かたや気のいいばかりでどうしても一流になりきれない三流政治家松方正義とその仲間達の生き方の違い…。
すいません。またよそからあらすじをコピーしてしまいました。伊藤博文が伊東四朗と山本龍二のダブルキャストで我々が見たのは山本の方。この二人の違いだとかなり全体の雰囲気も違うんだろうなあ。
脚本はさすが三谷という感じの完成度の高さ。充分笑わせていただきました。
三谷幸喜脚本。前半は「東京オードブルショー」と銘打ったコント集。
夜道で別れる恋人達。「さよなら、今夜は楽しかった」の後で去っていく男の背中に意を決した表情で女が叫ぶ。
「あなたと一緒に朝日を見たいの!」
暗転。男にスポットライトと劇的な音楽(Show meですね)
男、感極まって答える。
「わかった! じゃあ、明日朝5時半にここで集合な! おっくれるなよ~!」
走って去って行く。・・・こんなのがいっぱい。
休憩を挟んで「その場しのぎの男たち」。明治24年の5月11日朝、大津市の路上で来日中のロシア皇太子ニコライが巡査・津田三蔵に襲われる。世にいう「大津事件」である。わずか組閣5日目の松方正義内閣にとって日本の命運にかかわるこの大ピンチは汚名返上の千載一遇でもあった。
内相・西郷従道、外相・青木周蔵、逓信大臣・後藤象二郎と共に無い知恵を絞って編み出す「その場しのぎの対応策」は、打つ手打つ手が面白い様に外れていき、そこに農商務大臣・陸奥宗光、伊藤博文とその右腕・伊東巳代治が加わり、ますます混乱の深みにはまっていく。
かたや冷徹なまでに日本の政治に命をかける伊藤博文と、かたや気のいいばかりでどうしても一流になりきれない三流政治家松方正義とその仲間達の生き方の違い…。
すいません。またよそからあらすじをコピーしてしまいました。伊藤博文が伊東四朗と山本龍二のダブルキャストで我々が見たのは山本の方。この二人の違いだとかなり全体の雰囲気も違うんだろうなあ。
脚本はさすが三谷という感じの完成度の高さ。充分笑わせていただきました。