2004年01月

続・下世話編

昨日のを読み返すと、ちょっと揶揄したような響きがあるので誤解を呼ぶかも知れないがkuraさん自身はなかなか好感の持てる青年と見ている。別に連載されている物欲魔王の奥さんの日記も、珍しい視点でなかなか面白い。(ただしリンクが間違っていて8月~11月は読めない)⇒訂正 12月の下にまとめてありましたね。

全部の文章を読んでいくと、この家庭では住宅の購入を後回しにして、シアター関係でかなりのローンを抱えているようだ。kuraさんから言わせれば、家の方がAV機器よりもう一ケタ多い買い物な訳で、どちらが贅沢かと言えば価値観の違いと言う他ない。

私はというと、財政問題よりどちらかと言うと自分の技量とのバランスに一番重きを置いているような気がする。ギターにしても、いろいろ欲しいのは山々だけど、これ以上の物を手に入れても、自分の演奏能力から考えるとブタ小判になってしまい、美しくない。買われた楽器にも申し訳ないと感じる。ジャキジャキ系のGibsonをもう後1本買ったら、そこで終わりにするつもり(結局買うんかい!)

AVに関しても同じ。音の違いが長年追求し続けて来た人ほど分からないし、仮に分かっても金額に釣り合うだけの満足感は得られないだろうと考えてしまうのは、母親に植え付けられたビンボ性の為す技か。
マニアな人は「音」と「映像」を追求している。私が欲しいのはいい「音楽」といい「物語」。どちらも悪い趣向ではないと思う。またヘンな書き方になったな。マニアな人が音と映像「だけ」追求しているという意味ではないです。

中学のときに買ってもらったSONYのラジカセが宝物だった。カセットテープに録音したDeep Purpleをモノラルのスピーカーで聞いていた13歳の興奮を超えることは、永遠にできないんだろうなあと思うと、ちょっと寂しい気持ちになる。あの時の感受性を取り戻せるのなら、代価とのバランスなんて考えもしないだろう。と、書くとちょっと言い訳っぽいけど。でも、ホントだよ。

下世話な視点で恐縮ですが

今日、偶然見つけた個人のサイト。ホームシアター関連なのだが、まず最初に「購入日記」なるページを見てちょっとびっくり。

去年の今ごろは、kuraさんは、ごく普通の一般人なのだ。たぶん。12月に42インチのプラズマ、1月にDVDレコと続いてるけど、まあ「あり」でしょう。2月になってDENONの入門編なAVアンプと5.1chのSPセットを購入。まあ、プラズマ買ったらとりあえず、そうなるでしょう。

ところが、ここから、異常とも思える快進撃が始まる。3月にSPが「ちょっと」グレードが上がる。4月にいきなり「フラッグシップ」なAVアンプと「それなり」のウーハーにチェンジ。5月にSPが再びアップ。同月、電源と制振に目が行く。そろそろ危険な兆候。6月はプロジェクター導入。電源ケーブル2本で13万円なんてのを平気で買うようになる。

7月のDVDプレイヤーでついに7桁のお買い物。こうなると同時に買ったLEXICONなんておまけみたいなもの?(85万)。
以下年内のESOTRICと1mで1,800ドルのケーブルまで、興味のおありの方はまあじっくりご覧下さい。まさに購入「日記」。

お金が無限にあるのではない(らしい)のだ。4月に10万くらいのSWを購入する時には「実家に借金をして」と書いている。ただ、一度物欲菌に冒されて、適切な処置を怠るとこうなってしまうという病例みたいなもの。わずか1年!

人様のお買い物に他人があれこれ言うのも僭越なのは重々承知なのだが、自らへの戒めも兼ねてご紹介しました。
ところで、こちらのお薦め映画は「ウィンドトーカーズ」だそうです(^^;

ナンシー関の記憶スケッチアカデミー (2)

1r4o61un.JPG本がいろいろ落ちている会社で働いています。これは抗鬱剤的な1冊。

夜、リビングで読んでいて、笑いだして止まらなくなり、このままでは興奮して眠れなくなると思いふとんに入って別のAVカタログを眺めていて、でもまた手にとって腹ばいのまま眺め始めたらやっぱりおかしくて、横で妻が眠っているので声を出して笑うこともできずに、がまんしながら見ていたら、そのことが余計におかしさに拍車をかけて、途中で腹痛を起こし、それでもがまんしていたら足が攣った。

ナンシー関。エッセイはイマイチだが、この本のコメントは素晴らしく面白い。立ち読みでお薦め。

「天国までの百マイル」 浅田次郎

3guy23sf.JPGええ話や。泣けた。

解説に書いてあったのだが、一部で浅田次郎の小説を「浪花節」だの「情緒過多」だのと批判する輩がいるらしい。てめーら、束になってかかって来い! ですわ。ニッポンジンが浪花節で泣けなくてどうする。

ええ人をいっぱい書いて、これからも「オープン・ユア・ハート」でがんばてください。

映画化やドラマ化もやったようだけど、例によって長ーいモノローグが2回もあるから(しかもそいつが一番の泣かせどころ)、やっぱ映像化には無理があるだろうな。

村瀬春樹「本気で家を建てるなら」

dh9ww324.JPG室内に関してはひとかたならぬ興味があるのだが、「家」と言われると、ちょいと躊躇してしまう。自分の思いのままの箱をつくれればもちろん嬉しいのだが、それに伴うもろもろのモロモロ(なんだよ)がその原因。ホンマに集合住宅はラクざんす。

この本は家を立てるガイドブックの形を借りた全共闘世代のおじさんのエッセイ。あの世代特有のちょっと鬱陶しい雰囲気はあるが、まあ許そう。それにしても、いつかここで読んだことが役に立つ日が来るんだろうか?

ウチの子たち

新カテゴリー「ウチの子たち」を作りました。我が家に同居するお友達14本の弦楽器ご紹介です。(じゃまになるので2002年に放り込んであります)

シェルタリング・スカイ

圧倒的な映像の美しさ。
完璧な構図。
美しいデブラ・ウィンガー。
美しいサハラ。
美しい音楽。

我が家の質素なセットでこれだけの絵がDVDから出てくるとは驚きですね。見る価値あり!

ストーリーはというと、あってないようなものですが、と言ったら原作者に怒られるか。行き詰まってる夫婦が砂漠を旅して、途中で夫が腸チフスで死んでしまって、残された妻が砂漠のベドウィンに囲われるように暮らして、最後は(どうやってだか)救われてモロッコに戻るというお話です。こう書くとホント実も蓋もない。

DV-HRD20

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

と、言っていいのかどうかまだわからないけど。発表されましたね。地上・BS・110度CSデジタルハイビジョンチューナー内蔵デジタルハイビジョンレコーダー。種類の名称だけで長いこと。

HRD-10ではできなかったHDDからのi-Link出力にも対応して、どうしても保存しておきたい場合もD-VHSへダビング(もちろんムーブ)できるし、EPGもあるし、音質・画質もそれなりに配慮してるし、リモコンのボタンも蓄光だし・・今のところこれ以上望むこともないかな。とにかく、けっこうがんばったと思う。

3月中旬発売。

よしっ!

骨で聞く

私は、電話なんか話せりゃいいやんという松本さんの意見に賛同しつつも、ますますのマイナー化に頭を痛めるTU-KAユーザです。
てなことで、TU-KAが盛んに宣伝している骨伝導スピーカー搭載のTS41という携帯電話を試して来た。ちゃんと視聴用の奴がTUKAショップには用意してあるのだ。

骨で聞くという感覚はなかなか不思議。音に対する方向感覚がないままいきなり頭の中に声が響く感じ。もちろん体験したことはないけど、テレパシーのイメージに近い。音質はややチューニングのはずれたAM放送レベル。会話には支障なし。

問題がひとつ。これって鼓膜が普通に音を拾っている状態では絶対聞こえません。そっちの音の方が大きいので普通に顔に電話機を当ててもまったく聞こえません。で、どうするかというと、開いている耳に指を突っ込んで外の音を聞こえなくするの。(お店の人にもそのように説明された)
つまり「片手では話せない!」ということ。

ダメぢゃん。どうよ松っちゃん。

「フリン伝習録」その後

茂木さんのページで写真がアップされました。なんか全員笑っています。楽しかったんでしょうね。

玉木さんのページにパンフレットの巻末にあった「オペラの歴史はフリンの歴史」という文章がアップされました。

北朝鮮の暮らし =浮浪児と美女軍団= 宮塚利雄

pvj4faad.JPG会社に落ちていたので。

北朝鮮の「物」から様々な推察をしている・・・つもりなのだろうが「~ではないかと思う」とか「きっと~だろう」という記述ばかりが目に付く。ジャーナリストのつもりならそういう言い方やめようね。

ウィンド・トーカーズ

ジョン・ウーとニコラス・ケイジ。

第2次世界大戦末期に、アメリカ軍は解読されない暗号を開発。それはアメリカ原住民のナバホ族の言語を元にしたものだった。

という史実に基づく戦争映画。ナバホ族の暗号解読人(コード・トーカー)ベンと、彼を守る使命を受けた軍曹ニコラス・ケイジ(ジョー)。「ベンを守る」という命令には、ベンが万一日本軍に捕虜になる可能性がある場合には、それを阻止するためにベンを殺すという意味も秘密裏に含まれていた。

盛大にお金をかけた割に、今一つ臨場感に欠ける戦闘シーンが長いこと。従軍看護婦との恋愛が(予告編ではしっかり紹介されていたのに)本編でばっさりカットされ、人間描写が空疎になったこと、日本軍の弾は例によって余り当らないこと・・などを除けば「まあまあ」かな。もうちょっと感動させてくれてもいいテーマの割に大雑把な印象でした。
ナバホを演じた二人の表情や演技はとても好感がもてた。惜しいね。何見てもそうだけど、ニコラス・ケイジいつも暗すぎ。

3日もすればタイトルごと忘れそうな1本。
プロフィール

drecom_boru1960

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ