2004年02月

ぼくだけが知っている 全3巻 吉野朔実

vlv3om0v.JPG会社の「欲しい人はもってけドロボー」スペースに積んであったので。名前はよーく見たことがあるけど読むのは初めて。パラパラめくったら絵柄がわりと好きだったのでお持ち帰りした。

読み始めてびっくり。これはおもしろいじゃない。どうして今まで誰も教えてくれなかったの。ありそうな、かつありえなさそうな小学4年生(確かに微妙な学年やね)たち。間違いなくコドモなんだけど、だんだんそうじゃない部分が混じっていく頃。またその個人差が大きい頃。

1話で、雨や地震を予知するコドモだったので、またよくあるESP少年ものかと思ったが、そうではなくこれは1995年の「はみだしっ子」。「はみだしっ子」を知らない人(いるんか?)はすみません。黒髪のグレアムは豆腐屋・今林君。母さん女優で寂しいアンジーがスズキハジメはちゃんと髪の毛後ろで結んでる。いちおう主人公な「らいち」がマックス・・・・と、ここまで妻に語ったら、若干異論があるようだった。
ま、とにかくだ。あの名作を連想させるくらいレベルの高いマンガだったと。脇役も存在感バリバリです。作者がアタマよさそうで。興味持ったので、ネットの古本屋でこの作者の15冊ほどまとめて注文しました。しばらく続きます。

ファンタジア2000

7kqcfhny.JPG昨日、放蕩座で見せられた映像が、ウチではどう見えるのか知りたくなってTSUTAYAで買って来た。ニィキュッパだったし。

早速同じ「鯨」を見てみたが、いやはや、完全に「別モノ」。まず、画面全体の明るさが違う。こちらのモードは「シネマ」の標準、グリーンのフィルターもかませて、HS10としては暗目の設定なんだけど、それでも明るい明るい。
暗幕から漏れる分を考慮しても実質ルーメンで5割くらいは明るいんじゃないか。

で、実はそんなにイヤじゃなかった。ウチの絵も。確かに重厚さを求めるならまったく及ばない軽さなんだけど、逆に目には楽で見やすいとも言える。プロジェクターを評価する時に「テレビ的」というのはかなり貶してるに近い言い方なんだけど、HS10のテレビ的な絵柄は、テレビ好きな私にはけっこう合ってるかもな。疲れないし。

でも、やっぱ黒が黒くないってのは、どうにも困ったものではある。

パイレーツ・オブ・カリビアン

lv570dwi.JPG18世紀のカリブ海を舞台に、海賊たちの呪いを解く黄金のメダルの「最後の1枚」をめぐる、アクション・アドベンチャー。港町ポート・ロイヤルの総督の娘エリザベスが、その1枚を持っていたことから、海賊の一団にさらわれ、彼女を愛する青年と、一匹狼の海賊が救出へ向かうという物語。

ディズニー映画のわりには(と言うと失礼だけど)最初から最後まで楽しませてくれました。少しオカマの入った海賊ジャックはちょっとギャング・オブ・ニューヨークのダニエル・デイ・ルイスを連想させて、男から見てもなかなかカッコいいです。

今週かけられたCDたち

「ムーンマッドネス」キャメル
「INVITE」下山亮平
「サンヒローのオロアス」ジョン・アンダーソン
「スティーヴ・ハウ&トゥモロウ」
「ジャコ・パストリアスの肖像」
「悲しいほどお天気」松任谷由実

忙しかったんであんま聞いてる暇なかった。

地デジ再び

昨夜J-comから電話。「先行予約でお申し込みいただきました地上デジタルサービスの準備ができましたので、事前調査に伺います」とのこと。そう言えば年末に電話で申し込んだっけか。その後、J-comとはおサラバしてBSとUHFのアンテナをベランダに立てる作戦に変更していたのですっかり忘れていた。

しかし、昨日放蕩座館長に「東京タワーが見えなければ絶対映らない」と言われて少し心配になったところにこの電話だ。
しゃあない。J-com、もうちょい付き合ったる。

不肖・宮嶋の一見必撮  宮嶋茂樹

w3u8jk5v.JPGチェチェン紛争の取材機。ふつーに面白かったが、最初の頃のインパクトは薄れた。読者ってなあワガママですね。読者でよかったよ。

放蕩座おまけ

7lp8h0no.JPG館主<大きい人2号>O氏。本業は海底油田の電気技師。音楽と映画とライカを愛する2児のパパ。

写真はデュ・プレのエルガーの同じLPを4種類持つ館主。「これが初版でこれが2版で、これが○○のプレスで・・・」となにやら説明していたが、やっぱ「オタク」の一言で片付ける以外に説明のしようがない。

放蕩座@深沢訪問記

x797d079.JPG『銀座や新宿界隈のどの映画館よりも、ワーナーなんかのそん所そこいらのシネコンよりも、音も絵も遥か上を行きます!!!』と館主<大きい人2号>が豪語する世田谷区深沢の「放蕩座」へ行って来た。昨年、高校の同窓会で25年ぶりに再会した旧友んちのホームシアターだ。訪問メンバーは私、妻&イケハラ氏。朝の10時半過ぎに到着すると館主と奥様がまだ掃除の最中。奥様が言うには「昨晩、夫に部屋を片付けるように頼んだら、いきなり散乱したD-VHSテープに背ラベルを貼り始めた」そうだ。余談になるが、もう一人の大きい人<1号>の奥様は、「夫は年末の大掃除の時に、いきなりiPodにCDデータを延々コピーしつづけた」と嘆いていた。どうも、大きい人というのは本質的に掃除の何たるかを理解していないような気がする。

で、話は戻って放蕩座。主なシステムを本人のメールから転載。
プロジェクター:三菱電機 LVP-2001D-VU(1&2)(3管式の水平投射(特注品!!!))
スクリーン:スチュワート スノーマット 120インチ 4:3
DVDプレーヤー:ゴールドムンド MIMEISIS SR DVD/CD EXOLUTION PROGRESSIVE
RGBデコーダー三菱電機 D-2001-VU
AVプリ:SONY TA-E9000ES-VU(A&B)(これがちょいと弱い=古い)
パワーアンプ:Lo-D HMA-9500Mk2、Sansui B-2102MOS-Vintage X 2台、
       Sansui B-2103MOS-Vintage、Yamaha MX-1
スピーカー:自作5.1ch メインは20cmユニット(全て同じユニット仕様)使った
高さ1m、幅45cm、奥行き60cmのスピーカーに90cmx35cmx60cmのスパーウーファー。サラウンドとセンタースピーカーは45リットル(45cmx30cmx30cm)の中型スピーカー、そして0.1chは75cmx60cmx45cmに38cm口径のウーファーをいれた大型低音用スピーカー。

けっこう注ぎ込んでいるが、SPやケーブルは自作、古い機材も有効に使っていて、無制限の財政投入型でないところは好ましい。ちなみにゴールドムンドは奥様には「49,800円で買った」と言ってあるらしい。ゼロ1個とるなよ。

で、さっそく視聴。最初は「ファンタジア2000」から「アッピア街道の松」。薄い月明かりの下の更に海の下。幻想の鯨が120インチスクリーンの上を悠々と泳ぐ。暗いシーンが続くが、その中で黒い鯨の肌の模様がきちんと見える。でも背景の最シャドウ部は黒い。真っ黒。シーンの切り替わりでは、一瞬部屋全体が完全に暗黒の闇となる。すげえ。その後は「StarWars ep.2」。こちらは映像もさることながら、5.1chの自然な繋がりとどこまでもクリアで分厚い音を堪能。かつて、センターなしで、左右にミックスしていたが、プリのDSPが辛そうなので、今度は逆にデュアルセンターにしたとのこと。これは私も将来真似するかもしれない。
明るい画面も見たかったので「シカゴ」の最後をリクエスト。館主は「基本的に映画はPAL版しか買わない」人。PAL版なんて始めて見たけど、やはり走査線100本の違いは伊達ではない、と証明したのが「恋に落ちたシェイクスピア」。エリザベスの宝石ギラギラ衣装を、持参した日本版とPAL版で見比べてみた。なるほどという感じ。

ここで、昼食タイムとなり、「もてなし好き」の奥様の素晴らしい手料理とワインをいただく。午後は途中参加のトレッカーA木(高校の同窓)の趣味に合わせてスタートレックを1本。(スタトレマニアは周辺には多いのだが、私はまったくわからない)
放蕩座からタクシーで10分の実家に行く用があったので、15時半で退座。家のCDやDVDもいくつか持参していたのだが、出す間がなかったな。そのうちまた寄らせて下さい。

私を軍艦島に連れてって

廃墟マニアという人種がけっこういるらしい。会社にも約1名「廃基地」が。で、彼らの聖地が軍艦島だそうだ。

「軍艦島」で検索してて見つけた探検記録。明らかに基地外の特徴を表す文体がキュート。面白かったのが、こんなとこにも2ちゃんねらーが。写真9以下ご参照下さい。

夏の庭―The Friends 湯本 香樹実

町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ―。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが…。喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。

1994年に相米慎二監督で映画にもなっている。各国に翻訳されて、様々な賞を受賞した児童文学の名作とのこと。
特に「児童文学」とは思わず読んでいた。いろいろな感想を読むと「小学校の読書感想文の課題だった」という人も多くいて、それなりに子供に読ませるという目的で書かれたのかもしれない。

達観した?中年が読むのと、何かを感じ始めた小学生が読むのでは相当感想は違うんだろうが、全体の空気の感覚は悪くなかった。さすがにちょっと薄くて物足りない印象もあったのだが、「児童文学」ということでアリとする。オヤジが読むものと子供が読むものが同じ技巧で書かれてはいけないのだ。

ちなみに映画での老人が三国連太郎。
これはちょっと立派すぎるんじゃない?

ブラックジャックによろしく 6巻

「あたしんち」「OL進化論」「ブラックジャックによろしく」

現在連載中のマンガで、新刊を買うのはこの3つだけ。「バガボンド」は11巻くらいで挫折。「あずみ」も途中で作者がちょっとビョーキっぽくなってやめた。「21世紀少年」も立派な妄想マンガになったし・・・・

で、BJY6巻。ガンのお母さんが思いのほかの長編になったが、6巻を読んで納得。えらいえらい。読みながら、「先に読んだ妻はタイヘンだっただろうなあ」と思っていたが、案の定電車の中でエライ目にあったようだ。泣き所満載。

このマンガが始まった時に、昔同じモーニングでやっていた「宮本から君へ」を彷彿とされるパワーがあって、同じ運命(途中からビョーキになる)にならないといいなあと思ったが、今のところ大丈夫のようだ。医学の現場から見たら、「ありえねー」世界なのだろうと想像はするが、ドラマなのでこのくらいの誇張はあってよし。ぬるいマンガの中にあって、この推進力は誉められるべし。

自分自身は哲学しない性格なので「死」について書くことはない。幼児の頃から1995年くらいまでは、いつでもいいや、と思ってたけど、今はほどほどに後がいいなあと思うくらい。
俺が一番「ぬるい」か。

BigChannel 2

2.25TBのハードディスクを搭載したビデオレコーダー
「6チャンネル1週間分の番組を3Mbps(従来は2Mbps)ですべて録画できる」そうだ。さらに「最大3台まで連結が可能」で「最大18チャンネルの番組を同時録画し、1つの画面で管理できる」んだよ。

取りそこないなし。絶対なし。

テラかあ。テラだよ。
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