2004年03月

号泣する準備はできていた 江國 香織

会社に落ちてた本。

電車の中で「泣けた」のどうのと、派手な宣伝をしていたこと、辻仁成との仕事が多いこと。最初から私にとっては不利なイメージが多くて、読む前から「貶そう」という意識の上で読んでいた気がする。

で、読んだ結果。それほどひどく貶す必要もないけど、かと言って誉めるところもそうはないかな。人の多くは、たいてい今満ち足りない何か、うまくいかない何かをたくさん背負って生きている。私もかつてはそうだった。心に傷口がある人にとってはこういう小さなストーリーは消毒薬のように染みてしまうことも多いんだろう。それは痛いだけであったり、薬として回復の手だてになったりいろいろと。

たまたま今の私にそういう部分がなかったので、この本はどこも必要とされなかっただけと思う。

おまけ 父の一言

大河ドラマ見てる? という質問に対して

いかん。あんなにへらへらしとっては。
新撰組はもっと峻烈でなければいかん。

家族でお食事

v62a7qfv.JPG青学のちょいと渋谷よりのお店で一族(両親・兄夫婦&俺たち)の食事会でした。季菜っていう和食屋さんですが、3階まであって3階は全部小じゃれた個室です。最近、こういうコンセプトの店が多くてありがたい。料金もリーズナブルで、味はどうなのかな。まあ俺には美味しいけど。

なんと個室にはカラオケセットもありました。と言っても、部屋の雰囲気を壊さないように隠して設置してあるところがさすが。食後に30分だけ歌おうということになりましたが、始まった瞬間に全員が「中島みゆき」のページを開いて、いきなり10曲くらい予約されてしまうところが我が家の特殊なカラオケ事情と言えるでしょう。それから、誰が歌っていても分厚いハーモニーがついて来るところ。もひとつ、カラオケの合間の時間もアカペラコーラス隊が昔の混声合唱曲を歌っているところ。昨夜は「水のいのち」でした。

ポチ&コウの野球旅 知恵の森文庫

4vkrv1a3.JPG雨かと思ったら雪になってきちゃいましたよ。今夜は青山でおかーたまとおにーたまとお食事なのに、まいったなあ。

野球マニアのポチと、イラストレータの妻(未入籍)が日本中の野球場を回るイラストエッセイ。まあまあ楽しめる。
現実的な妻と、イマイチ社会性に乏しく現在も失業中の夫との対比が面白い。野球の話の本のはずなのに、週刊SPA編集長を解任された夫の独白がはさみ込まれて、妙な雰囲気をかもし出している一冊。

コウさんは、私の現在の担当品目の講師であり、また私の元次男(って表現は変か)と音だけは同姓同名だったりして妙に親近感がありますね。

第2回 板橋フォークジャンボリー

d883cygc.JPG昨年11月に続いて「ありえない」と思われていた「第2回」が開催された。開場は前回同様「喫茶アンド」の2階。参加者は藤野鈴木伊藤小山小池竹内小倉福島(敬称略)そして俺。なんだよほとんどただの課会じゃん。

平均年齢が前回の43歳から39歳に下がり(いずれも推定)比較的新しい歌や、英語の歌なども出てくるようになった。バリバリの60年野郎たち(2名)は、不満らしく「新しい歌はやめよー」とか言っているが、新しいと言ってももう四半世紀前の歌なのだ。

たった一人で9人の伴奏を4時間。新しいギターで楽しかったけど、なれないミディアムゲージのせいで中指に水ぶくれができた。

YAMAHA FG-151

oh4qs7h6.JPG志村銀座商店街のリサイクルショップの前を通りかかったら、店の中に何本かギターがあるのを発見。会社での宴会のときに家からギターをいちいち運んで来なくてもよいのは楽だなあと考えて、購入。5,000円。
写真はそのうちきれいに撮り直します。

YAMAHAのFG-151。オレンジラベル。YAMAHAロゴ。'75から'78年か。トップえぞ松合板。サイドバックがマホ合板。小傷は多いが30年近く経過してるわりには美品。ナットやブリッジが妙に真っ白なのは前オーナーが交換でもしたのか。オープンタイプのペグは3弦だけやや歪んで遊びあり。ブリッジの膨らみもなし。合板は強い。ネックはさすがに順反あり。これは調整に出そう。

音はさすがにでかい。オールドの合板YAMAHAがもてはやされるのもうなずける。箱鳴りがそのままバイーンと飛び出す感じは、他のギターとは異なる。ただし音色は牛丼みたいな感じ。どんなや。

そういえば、D氏の家にあったのも(赤ラベルの)151じゃなかったっけ? 

キーボード付きキーボード

4ou6p1ul.JPG

……微妙だ。

欲しがるべきか。
笑うところか。

詳細はこちら
ただしロシア語。

奈落の底へ

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いやー、わずか1日で昨日の購入価格を下回っちゃったよ。はええー。
価格comの店は、他の店の動向を見ながらじわじわ価格が下がっているんだけど、オクダ電気は発売前から、一気に安いんで、その男気に惚れている。(負け惜しみ?)

Ovation ロングネック

u8q6f4ik.JPG昨年、その存在を知り、めちゃめちゃ欲しくなったギター。DS-768by Ovation。20周年だか25周年のアニバーサリーモデルらしいが、その後もカタログには載っている。日本では販売してないけど。(ちなみにリンク先のモデルはプリアンプがOP-40になった後発のDS-778)

こいつのキモはそのネックの長さ。通常のスケール(っていくつだい)に対して、更に2フレット分長い。当然チューニングは全弦1音下げ。普通のギターでも1音下げはやるんだけど、どうしても弦のテンションが低くて音がかわる。それから弦がビビる。でもこいつなら、通常のテンションのまま1音低くなる。んで、なぜ、1音下げたいかというと、歌うのが楽だから。

昨年の春くらいから販売しているのを探していて、大阪で1軒だけ中古がひっかかったんだけど、試奏もできないので見送っていた。
そいつが、今日、渋谷のイシバシにあったのだった。昨日10万超の買い物をした直後なのでちょっとタイミング悪いよなあ。

2フレット長いとどのくらい違うのか。バレーコードは押さえられるのか。音は実際どうなのか。試してみたかったけど、店内に人が多すぎて店員に声をかけられなかった。こっちが客なのに緊張を強いられる楽器屋ってキライ。

碇星 吉村昭

m54b4msn.JPGけっこう嫌いじゃなくて、昔からいろんな長編を読んでいるんだけど、実はどうにもつかみきれないもどかしさも感じてしまう作者。歳の差を埋められない。

・適齢期を過ぎた控えめな愛人を、会社の中で順に申し送る男たち。
・スーパーの喫煙コーナーで毎日集まる老人3人
・定年後に妻から「私も定年」と言われる男

など。広げようとすれば広がる主題の横顔だけを見せて、線香花火のように終わってしまう短編8本。まるでモノクロの風景画のよう。

温泉行くヒマがあったら

昨夜、思わぬところで「(ここを)見てるよー」というメッセージをもらってびっくり。でも、ちょっとうれしかったりして。

DV-HRD20発注

DV-HRD20発注済み。

ジョイフルオクダ電機入荷の初期ロットも無事に売りきれたようなので、とりあえずこちらも2次ロットから発注。入荷は3月25日あたりとのこと。

長期保存に関しては店員佐藤の声を信じて、当面はDVDダウンコンバートでしのぐ予定。

147,800円+延長保証5年11,000円。
シャープ製品には保証延長は必須。
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