ffd5ujtf.JPGジョンが2月に骨折して公演延期になった段階で、もういいかな、と思ったんだよ。89年と91年に合わせて5公演見てるし。ところが、妻が申し込んでくれたので、まあ嫌いではないし行って見るかなと。しかし、考えてみると、89年はyesではなくABWHとして、91年はYestivalの一環として、いわばイベントとしての8人イエス公演。正式な「Yes」としてのライブって初めてだったのだった。
会場は国際フォーラムA。今回も席は2階。会場満員。とりあえず今夜のチケットは売りきれだったようだ。(明日以降のはまだ売ってた)
会場はどこからわいたかプログレ者がぞろぞろ。かつて国際フォーラムにこれほどダサい人々が集まったことあっただろうか。(いやない)
ダサいTシャツ、ダサいズボンに汚れたスニーカー。肩からでかいバッグをぶら下げ右手には並んで買ったYesロゴのTシャツの袋。ジャケットの袖は何故か折り返されている。親子連れも少々。ハゲ多し。ブツブツいいながらロビーを往復し続ける男はどこかの病院を抜け出て来たのか?

ステージ。でっかいステージの真中前方を機材で囲んでこぢんまりと。少なくともステージ上を動き回るつもりがまったくないことは分かった。スティーブの立ち位置にはペルシャ絨毯。
一応ロックバンドのくせに開演時間ぴったりに落電。火の鳥のテーマが聞こえると会場から「うぉー」という雄たけび。 我々の隣は髭の外人で何か叫んでいる。こいつのおかげで俺もエンジン点火してもらったぜ。

選曲は「こわれもの」「危機」を中心におなじみの数々。「Siberian Khatru」ではスティーブだけ違うテンポの世界にいて他4人が迷惑した。これ以外にも危険な個所はあったがアランの見事な手綱さばきで崩壊はなし。(大阪では2回やりなおした曲があったらしい)
「南の空」はブート音源でも聞いたことがなかった。これが一番良かったかな。まあ、ここでこんなことを書いていてもしゃあないんだが。
「Fish」の延々続くハーモニックスのリフの間椅子に座ってしまったりと、スティーブの老化ぶりが目立ったが、他はみな元気だった。リック・ウェイクマンも衰えなし。不良のくせに練習だけはしていたのか。

1階席総立ちの「Roundabout」で終演。客電がついても拍手は鳴り止まなかったが、まあ確かになかなかいいライブではあった。妻も楽しんでくれたようだ。7年間家で聞かされていたからな。

終わってBIの和食屋で沖縄料理と泡盛で乾杯して帰る。

SetList

1.Firebird Suite
2.Siberian Khatru
3.Magnification
4.Don't Kill The Whale
5.In The Presence Of
6.We Have Heaven
7.South Side Of The Sky
8.And You And I
9.In The Course Of The Day
10.Clap
1.Show Me
2.Wakeman Solo
3.Heart Of The Sunrise
4.Long Distance Runaround
5.Whitefish
6.Awaken
7.Roundabout
8.Starship Trooper
5.Happy Birthday To Jane
13.Roundabout