後半までハンパなハードボイルド系と思って、文章の下手さに呆れながら読んでいたが、終盤でいきなり「冒険大活劇ラブコメ」になった。市ヶ谷の地下からアパッチに乗りこんで脱出するあたりは「映画化してくれー」と言わんばかりの大サービスぶり。半熟な主人公の純情ラブコメが色を添えて、結局そこそこ楽しんだぜ。文章ひどいけど。