夏以降重松ばかり集中的に読んだ。久しぶりのお気に入り作家。極めて高い文章力があるのに、こだわりのニュータウンか、さもなくば学校(それでもニュータウンがからむ)ばかりを舞台に書く。
本作は1993年の3作目(あとがきによると)。初期作品だがなかなか大変に素晴らしかった。病気で冬の間は「冬眠」してしまう女性、事故死した妻が不倫していたことを葬儀の後で知り葛藤する翻訳家、粗野で謎めいた米国人小説家といったキャラ立ちまくりの登場人物を静謐な文章で綴る。静謐ってどういう意味だっけ。わからない言葉を使っちゃいけないな。
雰囲気的には「ノルウェイの森」と「キッチン」の中間くらい。俺は好きな感じでした。
本作は1993年の3作目(あとがきによると)。初期作品だがなかなか大変に素晴らしかった。病気で冬の間は「冬眠」してしまう女性、事故死した妻が不倫していたことを葬儀の後で知り葛藤する翻訳家、粗野で謎めいた米国人小説家といったキャラ立ちまくりの登場人物を静謐な文章で綴る。静謐ってどういう意味だっけ。わからない言葉を使っちゃいけないな。
雰囲気的には「ノルウェイの森」と「キッチン」の中間くらい。俺は好きな感じでした。