隣のF課長の掛け声で突然開催が決まった「板橋フォークジャンボリー」。渋谷の得意先からの帰り道に家によってMartin LXMと楽譜を取ってから会社に戻る。このギターにはギグバッグが付属していて、リュックサックのように背中に背負うことができる。初めて使ったがすこぶる便利。しかし、スーツを着て背中にギターを背負った43歳ってどう見えるんだろうか。

会場の厚生会館2階に集まったヒマなオヤジ達の顔ぶれはF課長、S課長、I課長、K、D、Mそれに私の7人。この部屋は1階の喫茶店と小型エレベータで繋がっていて、電話をするとビールやら唐揚げだのが運ばれてくる。便利便利。普段は本部決起大会とかのしょうもない行事で使う部屋で、趣味の悪いシャンデリアがぶら下がっていたりする。安手のカラオケBOXのパーティルームみたいな感じですね。

持ってきた楽譜は「かぐや姫」「中島みゆき」「NSP」「ゆず」それと噂の「セメント・フォーク大全集(自由国民社)」。
別に「セメント・フォーク」という音楽のジャンルがある訳ではない。アルフィーの坂崎幸之助先生が編纂した「これっきゃねえだろのガチンコフォークソングブック」というような意味。ですよね?
饗宴な狂演は夜7時に始まり、22時半に1階のお店より「もう帰れ」の電話があるまで3時間半、ノンストップで続いた。6人の伴奏をたった一人で務め上げた私はもうヘトヘトだったが、こういう宴会がだーい好きなので指の痛さも気にならず。F課長がかなりのフォーク濃度だったためかなりコアな選曲が多かった。つーか、私そんなに実は詳しくはないの。高田渡とか遠藤賢司とか、初めての曲ばかり弾いてました。

写真はそこいらにあった使い捨てカメラで撮って、現像したものをデジカメで撮影したもの。
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