妻はほとんど興味なさそうな感じだが(むべなるかな)、夫は相変わらず感心しながら読んでいる。昨夜、会社でゲットして地下鉄の中でカバーもかけずに読んでいたが、傍から見ればりぼんコミックスを読みふける中年(しかも時々笑う)は、かなり変態に見えるのであろう。

登場人物にはっきりしたヒエラルキーがあるのだが、下位の階層のユカちゃんの姉やそのカレシのなんとも解脱したような服従ぶりが面白い。
主従関係は佐々木倫子のマンガでも笑いの構造的な部分を担っているのだが、上位に属する者が単なるわがままで下位を振り回すのではなく、生まれ持った女王的な求心力で周りを動かしているところが、この作品の特徴。悪気がない。

と、70年代の「だっくす」か「ぱふ」の投稿みたいなことを書いたりして。