けっこうエラが張ってるし、決してパーフェクトな美人とは思えないんだけど、やっぱなんか魅力的なグウィネス・パルトロウ。「グウィネス」って実際はどんな発音なの?

9歳のときに聞いた父親の遺言で「女性はスタイルのいい美人でなければならない」という考えに凝り固まってしまったハル。偶然エレベーターで乗り合わせた精神療法士に、人物の内面の美しさが外見に見える暗示をかけられて、超肥満体のローズマリーがセクシー美女に見えてしまう。というお話。

「メリーに首ったけ」のファレリー兄弟にしては節度のある演出。娯楽映画としては上出来。外見と内面という青臭いテーマを考えさせるものではなく、ただ笑ってみていればよい。
ブスとデブと身体障害者が悪い外見として同一線上にあったりして、ちょっと危ないところもある。逆に内面の美しい人がボランティアをやっている好事も少し単純すぎ。でも病院で会ったかわいい少女との再会の場面は少し泣けた。

ローズマリーは超肥満であったが故に男性との付き合いもほとんどなく、言い寄ってきたハルと簡単に言い寄られてしまうが、実際問題このハルという男性が魅力的かどうかというと、大変疑問。

いずれにせよ、もう一度催眠術をかけてもらった方がいいんじゃないか。