正式には「劇団☆新感線2003年ゆく年くる年チャンピオン祭り ■レッツゴー!忍法帖」
昨年けっこう気にいって見ていたTVドラマで「僕の魔法使い」というのがある。宮藤官九郎という名前尾を意識したのはこれが初めてだった。主役のふたりも良かったのだが、脇役がいやに面白い。特に古田新太、阿部サダヲという名前が特に記憶に残る。で、彼らが所属するのが、かの有名な「新感線」だったのだ。機会があれば舞台を見たいと思っていてやっと叶った。
お話。よくわからない江戸時代。よくわからないが追われる姫と従者。それを助ける猿飛サダ(阿部サダヲ)らバカ忍者3人、古田新太が頭領「地獄おろち丸」の変態七人集。池田成志の「ばってん不知火」は、ある意味裏の主役か。よくわからない穴掘り人に娘の「風谷のウマシカ」など(よくわからないが多くて申し訳ないが、役者の滑舌が悪くて本当にギャグ以外はよくわかんなかった)が入り乱れて、姫を奪ったり助けたりのドタバタコメディ。なんと3時間。しかも池袋で一ヶ月ぶっ続けの35公演だそうだ。それでもチケットはなかなか買えない。
内容は、つかこうへいほどテンションは高くなく、野田秀樹ほどのスリルとスピードもなく、三谷幸喜ほどの計算もなく、鴻上ほどの派手さもなく、わかぎえふほどの人情味もなく。とにかく演劇としては笑い以外の何もないというシロモノ。たしかに面白かった。前出の二人以外にも存在感のある芸人が何人か。橋本じゅん。粟根まことなど。なんか聞いた名前だ。
で、昨夜の問題は会場のサンシャイン劇場。狭い。あまりにも狭すぎる。私の身長で深ーく椅子に腰掛けた状態で膝が前の席にあたるって、どゆこと。この会場だけは二度と行かない。