uv93sa1c.JPG秦王のもとに、王を狙った刺客を3人殺したという無名という男が現れた。その功績を讃え、特別に謁見を許された彼は、刺客を殺した経緯を王に語りはじめる。しかし、それは多くの謎を含み、話は二転三転していく…。あいかわらずAmazonの最初の3行はうまいねえ。自分で書く気にならん。

TVのCMでわんさか見せられた数万本の飛ぶ矢を見たくて借りました。基本的に「歴史バカ」夫婦なので冒頭「秦」と言われてもいつごろのことなのかピンと来ていません。だいたい中国って紀元前から1900年代まで風景がほとんど変わらない。もちろん歴史バカ夫婦が見て、のことですが。ちなみに冒頭のシーンで「あ、紫禁城だ」とつぶやいたのは私です。ちなみに始皇帝は紀元前で、紫禁城ができたのが1400年代だそうだぞ。(>妻)

で、この映画。グリーンディスティニーとチャン・ツーイーが好きな私たちには必見です。珍しく「新作」の棚から借りてしまった。
リアリティを鼻で笑う映像美と、中華料理のようなしつこいワイヤーアクションを堪能。ちなみに夕食は麻婆豆腐だったんだよな。5つの決闘をそれぞれ「黄」「赤」「白」「緑」「黒」に染め抜いて、プロジェクターの性能を問うかのような原色の洪水。ちなみに衣装はワダエミ。決闘も達人同士となるともうバーチャルです。目をつぶって意識の中での戦い。意識の中でのワイヤーアクション。
チャン・イーモウのアイデア溢れまくり。水の演出、落ち葉の竜巻、崩れる竹箋、緑のカーテンと見所満載。アクションの連続を飽きさせない大サービス。素晴らしい。楽しーい。ちなみに、ワイヤーですが、空を飛んじゃうのはあまり好きでないです。この直前でやめてくれるといいのにな。

チャン・ツーイー。熱演ですがわりとチョイ役。一瞬、胸を見せそうな場面で結局見せなくて男子がっかり。