放送センターはたまーに用事がある。あと学生時代はオケの練習で重い楽器をかついで週末の公園通りを泣きながら登ったもんだ。20年前。
106スタ。「大河専用」だそうだ。入ってすぐ「今年は見学が異常に多くて(そうだろうそうだろう)撮影の妨げになるので基本的に見学はイカン」とか貼り出してあって、ちょとビビる。が、こちらは話がついていたので「ガイドブックの取材見学」ということで紹介される。
公開録画みたいな感じで、大きなスタジオにセットが組まれているのを遠巻きに見るんだと思っていたが、入り口からすぐに光明寺のセットがあり、そのセットの「中」で見学となる。え~、上がっちゃっていいんですか~と思ったが、実際セットに入らないと他にスペースなんてないのだ。1.5mくらいの粗末な階段を上ると、上は「光明寺・小部屋」。いきなりすぐ前の畳に近藤勇、土方歳三と山南敬介が。
ミーハー丸出しで喜ぶ女性陣。
撮影は一言で言えば「ほとんど待ち」。16時半から休憩挟んで3時間ほど見たんだけど、「本番!」の声でカメラを回したのはせいぜい4カット程度。後は少々の「ドライリハ」と、その後延々と続くカメラと照明のセッティング。特に照明は決まるまで長い長い。役者さんは定位置のまま25分待って、30秒程度の本番という感じ。香取慎吾が別の番組で「今一番イヤなのは大河ドラマ」と言ったそうだけど、気持ちはわかる。セリフ回しや演技という、完成品を見ている側からすると一番の関心事が、撮影の現場では、障子に映る木の影の照明と比重的に変わらない。主役なのに部品になった気がするんじゃないだろうか。(その後家に帰ったらテレビではSMAP×SMAPをやってて、『竹の塚歌劇団」というコントをやってる慎吾が今まで以上に楽しそうに見えたのは気のせいではないだろう)
撮影も細切れだし、あの長時間の待ちの後、いきなり「本番」と言われて、恥ずかしくない演技をするのは難しいだろうなあ。みんなすごいよ。忍耐と瞬発力だけが勝負。たまにセリフを噛んだりするけど、誰も笑わない。マジで間違えられない雰囲気。NHKだけが「NG特集」をやらない理由がわかったぜ。
それにしてもすごい楽しかった。昨日撮影したところは第23回くらい。いつなんだ。
帰りに見学を手配してくれた編集様様様と中華食って帰りました。