x797d079.JPG『銀座や新宿界隈のどの映画館よりも、ワーナーなんかのそん所そこいらのシネコンよりも、音も絵も遥か上を行きます!!!』と館主<大きい人2号>が豪語する世田谷区深沢の「放蕩座」へ行って来た。昨年、高校の同窓会で25年ぶりに再会した旧友んちのホームシアターだ。訪問メンバーは私、妻&イケハラ氏。朝の10時半過ぎに到着すると館主と奥様がまだ掃除の最中。奥様が言うには「昨晩、夫に部屋を片付けるように頼んだら、いきなり散乱したD-VHSテープに背ラベルを貼り始めた」そうだ。余談になるが、もう一人の大きい人<1号>の奥様は、「夫は年末の大掃除の時に、いきなりiPodにCDデータを延々コピーしつづけた」と嘆いていた。どうも、大きい人というのは本質的に掃除の何たるかを理解していないような気がする。

で、話は戻って放蕩座。主なシステムを本人のメールから転載。
プロジェクター:三菱電機 LVP-2001D-VU(1&2)(3管式の水平投射(特注品!!!))
スクリーン:スチュワート スノーマット 120インチ 4:3
DVDプレーヤー:ゴールドムンド MIMEISIS SR DVD/CD EXOLUTION PROGRESSIVE
RGBデコーダー三菱電機 D-2001-VU
AVプリ:SONY TA-E9000ES-VU(A&B)(これがちょいと弱い=古い)
パワーアンプ:Lo-D HMA-9500Mk2、Sansui B-2102MOS-Vintage X 2台、
       Sansui B-2103MOS-Vintage、Yamaha MX-1
スピーカー:自作5.1ch メインは20cmユニット(全て同じユニット仕様)使った
高さ1m、幅45cm、奥行き60cmのスピーカーに90cmx35cmx60cmのスパーウーファー。サラウンドとセンタースピーカーは45リットル(45cmx30cmx30cm)の中型スピーカー、そして0.1chは75cmx60cmx45cmに38cm口径のウーファーをいれた大型低音用スピーカー。

けっこう注ぎ込んでいるが、SPやケーブルは自作、古い機材も有効に使っていて、無制限の財政投入型でないところは好ましい。ちなみにゴールドムンドは奥様には「49,800円で買った」と言ってあるらしい。ゼロ1個とるなよ。

で、さっそく視聴。最初は「ファンタジア2000」から「アッピア街道の松」。薄い月明かりの下の更に海の下。幻想の鯨が120インチスクリーンの上を悠々と泳ぐ。暗いシーンが続くが、その中で黒い鯨の肌の模様がきちんと見える。でも背景の最シャドウ部は黒い。真っ黒。シーンの切り替わりでは、一瞬部屋全体が完全に暗黒の闇となる。すげえ。その後は「StarWars ep.2」。こちらは映像もさることながら、5.1chの自然な繋がりとどこまでもクリアで分厚い音を堪能。かつて、センターなしで、左右にミックスしていたが、プリのDSPが辛そうなので、今度は逆にデュアルセンターにしたとのこと。これは私も将来真似するかもしれない。
明るい画面も見たかったので「シカゴ」の最後をリクエスト。館主は「基本的に映画はPAL版しか買わない」人。PAL版なんて始めて見たけど、やはり走査線100本の違いは伊達ではない、と証明したのが「恋に落ちたシェイクスピア」。エリザベスの宝石ギラギラ衣装を、持参した日本版とPAL版で見比べてみた。なるほどという感じ。

ここで、昼食タイムとなり、「もてなし好き」の奥様の素晴らしい手料理とワインをいただく。午後は途中参加のトレッカーA木(高校の同窓)の趣味に合わせてスタートレックを1本。(スタトレマニアは周辺には多いのだが、私はまったくわからない)
放蕩座からタクシーで10分の実家に行く用があったので、15時半で退座。家のCDやDVDもいくつか持参していたのだが、出す間がなかったな。そのうちまた寄らせて下さい。