土曜の夜にガキで溢れる公園通りまでわざわざでかける目的は生・緒川たまき。緒川たまき好きは挙手願います。
座席は前から5列目、かなり右。最近目も悪いんで後ろの真ん中よりは前のほうが好み。岩松了の脚本は、本人が「今回はストーリーを書かない」と言っていた通り。くせのある登場人物たちのなかなかうまくいかない人間模様を無造作に積み上げていくもの。わかりにくくはないのだけど、集中して見ていないと流れ去ってしまう台詞たち。
こういう配役なので濃度はめっちゃ濃いです。特に片桐はいりと荒川良々。お笑いは抑え目。荒川良々がワニに変身して、暗転しながら移動していくあたりは、他の脚本家なら爆笑シーンにするんだろうけど、ここでは呆然とさせるだけ。で、緒川たまき。風情と立居振舞が尋常ではないです。やっぱし。うまく表現できない。とにかく目の前で見られたことに感動。スタイル、特に腰の細さと手足の長さがすごい。
本日の有名人。黒鉄ヒロシ。山本蓉子。それからなんと、小澤征爾!! 写真の「ここ」の所の白い頭です。当然、小澤征悦を見にきたものと思われますが、ウィーンからわざわざ来たのかな。ちょっとびっくりしました。その横には小澤征良も。一家総出。