xdh9v752.JPG保険会社を定年退職したシュミットは、ひまな毎日に嫌気がさし、チャリティ団体に応募。援助するアフリカの少年に手紙を書く。ところが簡単な自己紹介のつもりが、妻への不満など、グチばかりつづることに。そんなとき妻が急死。愛娘が帰郷するが、彼女が連れてきた婚約者はとんでもないアホだった…。

恋愛小説家だと、ちょっとエキセントリック過ぎて同化はできないジャック・ニコルソンだけど、こちらのシュミット氏の感情は大変受け入れやすい。「アホ」と娘の結婚式で、何かやらかすのではとハラハラしながら見ているが、結局ドラマになるようなこともなく。それが逆にドラマなのだった。なかなかいい作品です。