すごく楽しみにしていたのですが、43歳夫婦にとっては、けっこう悲惨な夜になってしまいました。頼むよ、ケロヨン。
チケットには「開場6時 開演7時」と書かれている。場所は池袋西口3分のライブハウス「手刀(チョップ)」。
17:45 開場到着。ドレッド頭の店員が「開場は18:30に変更になりました」と来る人に伝えている。45分もあるので、近くのデニーズに入ってマンゴージュース(激マズ)を飲んで時間つぶし。「『赤い戦車』やるといいなあ」などと、のんに話す。
18:15 再び会場へ。今度は店の前に長大な列が形成されている。チケットの番号順並び。我々のは49番50番とかなり早い番号なので前のほうに入れてもらう。後ろの80年代ニューウェイブ大好き風な二人が「赤い戦車やってほしいね」などと言っているのが聞こえる。
18:30 客入れ。ドリンクチケットを強制的に買わされるが、ステージ前を確保したいのでドリンクをもらってる暇はない。地下のフロアは10m×10mくらいの小さな小屋。もちろん立ち見。早い入場だったので、人の列で言うとステージから4列目くらい。ステージには緞帳の代わりに200インチのスクリーンが下がっていて、そこにケロヨンの映像が。
19:00 客入れがほぼ終了? 後ろが見えないので状況がわからない。かなり人と人の感覚が圧迫して来ている。ひたすらケロヨンを見るしかない。
19:20 入場から立ったまま1時間経過。かなり足が疲れてきた。多少足を動かしたくてもほとんど身動きできず。真後ろの女性が一人倒れる。
19:30 前座がステージに上がった様子。セッティングの音がしている。なぜ、今ごろ。待たせている間にやっておけばいいのでは。
19:45 ようやく初めてスクリーンが上がり、ステージが見える。前座演奏開始。「おにんこ」とかいうコムスメのバンド。演奏も歌もちょっとシャレにならないほどの酷さで唖然。うまいとかヘタ以前に、楽器を持ってからそんなに日が経っていないような指の動き。ルックスがよければまだ許せるが、ルックスが演奏の酷さに輪をかけて酷い。なぜこんな奴らがYAPOOSの前座を!? ケロヨンを見ていた方が、まだマシだったのではと思う。
20:15 ようやく拷問のような演奏が終了。アンプのせいか室温も上昇。周りの人にぶつかりながらなんとか着ていたナイロンのジャンパーを脱ぐ。足は立ったまましびれているが動けない。間もなく入場から2時間。再びスクリーンが下りてケロヨンの映写が始まる。
20:30 YAPOOSのメンバーがステージに上がりセッティングを始めた様子。いよいよかと期待と安堵感が広がる。
20:45 セッティングが終わらない。Macやキーボードを今ごろ運び込んで配線している模様。
21:00 とうとう9時になってしまった。セッティングが続く。ケロヨンの1時間テープも2回目の終了間近。足の感覚は既にない。俺も倒れるかもしれないと思う。
21:15 ようやくスクリーンが上がり、轟音と共に「ヤプーズのテーマ」が始まる。入場から待つこと2時間45分。と、同時に後ろからものすごい圧力で前に押される。ラッシュ時の埼京線くらいの圧力。しかも曲が始まると(特に前の方の)客のボルテージが上がり、激しく野蛮になっている。全員リズムに合わせてジャンプ。埼京線の圧力なので前後が跳ねれば、挟まれている我々も引きずられて跳ねるしかない。じっとしていると摩擦でおかしくなる。上下のみならず左右前後にもうねる。自分で自分の身体をコントロール不能。
「死ぬかも知れない」
と、思いました。いやホントに。とにかく最前列のこの集団から抜けて、後方に下がる必要がある。このままでは自分はともかく43歳の妻の安全が保障できない。「踊れない」という曲の「アンチョン・ヤヤヤヤ」を鼓膜の奥で感じながら、この曲が終わったら、なんとしてもMCの間に離脱すると決意した。
21:30 曲の合間に後方へ。と言っても、全員のベクトルは後ろから前、それに逆らって後ろに向かうのはかなりの困難だった。だが、行かねばならない。行かねば死ぬ。
21:40 最後列へ離脱。ようやく落ち着いてステージを眺められる。と言っても、300人越しなので頭しか見えない。曲は、なにやら知らない局が2曲続く。しかもPAが悪くて、ボーカルが聞こえず、打ち込みのパーカッションだけが鼓膜に突き刺さる。もう帰ろうかなと思う。
22:00 雑音の中から「赤い戦車」のイントロが聞こえてくる。これ聞いたら帰ろう。
22:10 かなり苦労しつつ、でもさっきの前線離脱よりははるかに楽に、出口へ向かう。
22:15 地上へ生還。外の空気を胸いっぱいに吸い込む。
いやはや。悲惨でした。YAPOOSのライブは大きい小屋で7回くらい見ていますが、ライブハウスは初めて。甘く見てました。
それにしても、入場からYAPOOSが始まるまで「2時間45分」の間、みんなよくガマンするよなあというのが新鮮な驚き。今の若者はガマンしないとかすぐ切れるとか言いますが、ヤプマニに関しては当てはまらないようです。途中で出てきてしまった私が一番気が短いのかもしれない。
ヤプーズは大好きですが、これからは家のCDやDVDで楽しむに留めておきます。はい。連れて行かれた妻には本当に申し訳ない。
チケットには「開場6時 開演7時」と書かれている。場所は池袋西口3分のライブハウス「手刀(チョップ)」。
17:45 開場到着。ドレッド頭の店員が「開場は18:30に変更になりました」と来る人に伝えている。45分もあるので、近くのデニーズに入ってマンゴージュース(激マズ)を飲んで時間つぶし。「『赤い戦車』やるといいなあ」などと、のんに話す。
18:15 再び会場へ。今度は店の前に長大な列が形成されている。チケットの番号順並び。我々のは49番50番とかなり早い番号なので前のほうに入れてもらう。後ろの80年代ニューウェイブ大好き風な二人が「赤い戦車やってほしいね」などと言っているのが聞こえる。
18:30 客入れ。ドリンクチケットを強制的に買わされるが、ステージ前を確保したいのでドリンクをもらってる暇はない。地下のフロアは10m×10mくらいの小さな小屋。もちろん立ち見。早い入場だったので、人の列で言うとステージから4列目くらい。ステージには緞帳の代わりに200インチのスクリーンが下がっていて、そこにケロヨンの映像が。
19:00 客入れがほぼ終了? 後ろが見えないので状況がわからない。かなり人と人の感覚が圧迫して来ている。ひたすらケロヨンを見るしかない。
19:20 入場から立ったまま1時間経過。かなり足が疲れてきた。多少足を動かしたくてもほとんど身動きできず。真後ろの女性が一人倒れる。
19:30 前座がステージに上がった様子。セッティングの音がしている。なぜ、今ごろ。待たせている間にやっておけばいいのでは。
19:45 ようやく初めてスクリーンが上がり、ステージが見える。前座演奏開始。「おにんこ」とかいうコムスメのバンド。演奏も歌もちょっとシャレにならないほどの酷さで唖然。うまいとかヘタ以前に、楽器を持ってからそんなに日が経っていないような指の動き。ルックスがよければまだ許せるが、ルックスが演奏の酷さに輪をかけて酷い。なぜこんな奴らがYAPOOSの前座を!? ケロヨンを見ていた方が、まだマシだったのではと思う。
20:15 ようやく拷問のような演奏が終了。アンプのせいか室温も上昇。周りの人にぶつかりながらなんとか着ていたナイロンのジャンパーを脱ぐ。足は立ったまましびれているが動けない。間もなく入場から2時間。再びスクリーンが下りてケロヨンの映写が始まる。
20:30 YAPOOSのメンバーがステージに上がりセッティングを始めた様子。いよいよかと期待と安堵感が広がる。
20:45 セッティングが終わらない。Macやキーボードを今ごろ運び込んで配線している模様。
21:00 とうとう9時になってしまった。セッティングが続く。ケロヨンの1時間テープも2回目の終了間近。足の感覚は既にない。俺も倒れるかもしれないと思う。
21:15 ようやくスクリーンが上がり、轟音と共に「ヤプーズのテーマ」が始まる。入場から待つこと2時間45分。と、同時に後ろからものすごい圧力で前に押される。ラッシュ時の埼京線くらいの圧力。しかも曲が始まると(特に前の方の)客のボルテージが上がり、激しく野蛮になっている。全員リズムに合わせてジャンプ。埼京線の圧力なので前後が跳ねれば、挟まれている我々も引きずられて跳ねるしかない。じっとしていると摩擦でおかしくなる。上下のみならず左右前後にもうねる。自分で自分の身体をコントロール不能。
「死ぬかも知れない」
と、思いました。いやホントに。とにかく最前列のこの集団から抜けて、後方に下がる必要がある。このままでは自分はともかく43歳の妻の安全が保障できない。「踊れない」という曲の「アンチョン・ヤヤヤヤ」を鼓膜の奥で感じながら、この曲が終わったら、なんとしてもMCの間に離脱すると決意した。
21:30 曲の合間に後方へ。と言っても、全員のベクトルは後ろから前、それに逆らって後ろに向かうのはかなりの困難だった。だが、行かねばならない。行かねば死ぬ。
21:40 最後列へ離脱。ようやく落ち着いてステージを眺められる。と言っても、300人越しなので頭しか見えない。曲は、なにやら知らない局が2曲続く。しかもPAが悪くて、ボーカルが聞こえず、打ち込みのパーカッションだけが鼓膜に突き刺さる。もう帰ろうかなと思う。
22:00 雑音の中から「赤い戦車」のイントロが聞こえてくる。これ聞いたら帰ろう。
22:10 かなり苦労しつつ、でもさっきの前線離脱よりははるかに楽に、出口へ向かう。
22:15 地上へ生還。外の空気を胸いっぱいに吸い込む。
いやはや。悲惨でした。YAPOOSのライブは大きい小屋で7回くらい見ていますが、ライブハウスは初めて。甘く見てました。
それにしても、入場からYAPOOSが始まるまで「2時間45分」の間、みんなよくガマンするよなあというのが新鮮な驚き。今の若者はガマンしないとかすぐ切れるとか言いますが、ヤプマニに関しては当てはまらないようです。途中で出てきてしまった私が一番気が短いのかもしれない。
ヤプーズは大好きですが、これからは家のCDやDVDで楽しむに留めておきます。はい。連れて行かれた妻には本当に申し訳ない。