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ああ!離婚式  倉本聡

これも録画したまま見ていなかった2時間ドラマ。わりかし面白かった。

作者コメント
私自身、仲人として知人の結婚をお世話したことは少なからずありますが、そんな人たちも離婚するときには、何の挨拶もない。別れる時は切羽詰っていて余裕もないのかな。常々おかしいんじゃないかと思っていました。

離婚経験者としては耳が痛いぜ。

休日は部屋を暗くして

いやあ。静かないい連休だった。ってまだ終わってないんだけど、こう思い込むと明日の一日が何か得したような気がしないか? しないか。

ここ数日で見たものいくつか。

「ロード・オブ・ザ・リング」BS-hiでやってたハイビジョンで30分長い特別編。さすがに圧倒的にきれいでした。それほどストライク・ゾーンでないファンタジーものでも、絵がきれいだと見ちゃいますねえ。前にDVDで見ていたのに、どこが30分長かったのかはさっぱりわかりませんでした。

「センセイの鞄」小泉今日子と柄本明。いくつか賞も取ったらしい2時間ドラマ。久世光彦の演出で。30歳近く年の離れた恋愛をなかなか甘酸っぱくいい感じで。

「天空に夢輝き~手塚治虫の夏休み」NHK1997年制作。12歳の手塚治虫のエピソード。実話なのか。老いた時計職人(田中邦衛)と少年の交流。身寄りのない老人の葬式で、遺影の1枚も残っていない老人のために、手塚少年が描いた似顔絵。見た瞬間にぶわっと泣けた。

「Hi-Visionスペシャル 手作り飛行機」正確なタイトル忘れた。アメリカでは自分で飛行機を作ってそれに乗るって空を飛ぶという趣味の人がわんさかいるそうだ。落ちてきたら危ないので日本ではやめよう。

「サハラに舞う羽根」これはテレビではなくTSUTAYAで借りて。戦争に参加したくない主人公が軍を除隊。仲間や恋人から「臆病者」の象徴として白い羽根を送られる。部隊はサハラに出兵。悲惨な戦況の中で、身元を隠した主人公が羽根を送った元友人を助けながら男として成長して行く。という話なんだけど、どうせ行くのなら最初から行けばいいのではという根本的な疑問が解決できない2時間。

あと、何見たっけ?

地球大進化 (NHKスペシャル)

これ、本の方を自分でも担当してる。(22日発売です)

土曜日に1回目の放送を見たが大変素晴らしい。ここ数年のNHKスペシャルの中で最高のものとなりそう。見逃した人は19日の深夜(20日の0:15~)に再放送があるので、是非ご覧下さい。

地球大進化ホームページ

女子十二楽坊 スタジオライブ@BS-hi

ey4ry40r.JPG6時からスクリーンを下ろして(峻烈でない)新撰組、7時から飯食いながらダッシュ村。風呂に入ってまたスクリーン下ろしてアニメの「火の鳥 復活編」、そのまま「女子十二楽坊」と続く夜。

昨年バカ売れした「実は13人の」伝統楽器演奏家のライブを初めてまともに見た。まあ確かにいい感じで売れる要素に満たされている。落ち着いてみるとそれほどすごい美人がいるわけではないけど、ずらりと並ぶとつい錯覚してしまう。

音楽的にはどのパートもユニゾンを基調としているので数曲聞いているとちょっと飽きる。確かにかなりの演奏技術はあるので、あれでポリフォニックな編曲だったらもう少しスリリングなことができそうなのに。とは言え、發弦、打弦、弓弾きと3種の異なる発音方法であれだけユニゾンが揃うというのも凄いっちゃあ凄いかも。

NHK 金曜ショータイム

wr3gh8cl.JPG渡辺香津美、内田勘太郎、押尾コータローの3人が五木ひろしの伴奏をするという激シブ企画。昨夜はこれ見るために仕事を捨ててしまったが、それだけの価値はあった。NHKいつも褒めてばかりだけどエライっ!

それにしても、やっぱし世界のKAZUMIはすごかった。もちろん両サイドの二人が遠慮してるせいもあるんだろうけど、出音が別次元だなあ。その上、トークまで一番うまかったりする。

バックで3人がすごいことやってんのに、ずっと五木ひろしの顔のアップだったりしたのは悲しかった。押尾がめずらしくマーチンも弾いていた。

大河ドラマの撮影見学に行く

bq3fkwgi.JPGお客様のコネコネでスタジオ見学というラッキーに恵まれる。お供に慎吾ファンの会社娘&妻約1名。
放送センターはたまーに用事がある。あと学生時代はオケの練習で重い楽器をかついで週末の公園通りを泣きながら登ったもんだ。20年前。

106スタ。「大河専用」だそうだ。入ってすぐ「今年は見学が異常に多くて(そうだろうそうだろう)撮影の妨げになるので基本的に見学はイカン」とか貼り出してあって、ちょとビビる。が、こちらは話がついていたので「ガイドブックの取材見学」ということで紹介される。

公開録画みたいな感じで、大きなスタジオにセットが組まれているのを遠巻きに見るんだと思っていたが、入り口からすぐに光明寺のセットがあり、そのセットの「中」で見学となる。え~、上がっちゃっていいんですか~と思ったが、実際セットに入らないと他にスペースなんてないのだ。1.5mくらいの粗末な階段を上ると、上は「光明寺・小部屋」。いきなりすぐ前の畳に近藤勇、土方歳三と山南敬介が。
ミーハー丸出しで喜ぶ女性陣。

撮影は一言で言えば「ほとんど待ち」。16時半から休憩挟んで3時間ほど見たんだけど、「本番!」の声でカメラを回したのはせいぜい4カット程度。後は少々の「ドライリハ」と、その後延々と続くカメラと照明のセッティング。特に照明は決まるまで長い長い。役者さんは定位置のまま25分待って、30秒程度の本番という感じ。香取慎吾が別の番組で「今一番イヤなのは大河ドラマ」と言ったそうだけど、気持ちはわかる。セリフ回しや演技という、完成品を見ている側からすると一番の関心事が、撮影の現場では、障子に映る木の影の照明と比重的に変わらない。主役なのに部品になった気がするんじゃないだろうか。(その後家に帰ったらテレビではSMAP×SMAPをやってて、『竹の塚歌劇団」というコントをやってる慎吾が今まで以上に楽しそうに見えたのは気のせいではないだろう)

撮影も細切れだし、あの長時間の待ちの後、いきなり「本番」と言われて、恥ずかしくない演技をするのは難しいだろうなあ。みんなすごいよ。忍耐と瞬発力だけが勝負。たまにセリフを噛んだりするけど、誰も笑わない。マジで間違えられない雰囲気。NHKだけが「NG特集」をやらない理由がわかったぜ。

それにしてもすごい楽しかった。昨日撮影したところは第23回くらい。いつなんだ。
帰りに見学を手配してくれた編集様様様と中華食って帰りました。

とうちゃんはエジソン

第12回FNSドキュメンタリー大賞作品

朝の読売新聞の紹介に「感動という言葉はこの作品のためにある」とかなんとか、すごい煽り文句で紹介されてたので。

自ら事故で片手が不自由になった「とうちゃん」加藤源重さんが、最初は自分の生活の改善のため、後々には、噂を聞いた他の障害者のために、ささやかな工房で様々な補助具を作り出していく、というお話。

確かに泣かされました。ラスト近く、首の僅かな動きで会話用のキーボードを操作できる機械を製作。初めてそれを取りつけたテストで、障害者の人が最初に入力した文字は「カ・ト・ウ・サ・ン・ア・リ・・ガ・ト・ウ」。
これが、拙い合成音声で聞こえる場面で、こちらは滂沱。まあしゃあないわな。

世界最大の滝~イグアス国立公園~ @BS-hi

mpia84pf.JPGBSデジタルに観光・紀行番組は多いのだが、真打はやっぱりNHKと言わざるを得ない。撮影や演出が「物量投入型」で重厚な点と、どんなに凄いものを撮影している時も、無感情に坦々としているところ。
民放の過多な「どーでしょーすごいでしょー」の演出だとしらけてしまうのだが、NHKのように黙々と見せられると、本当に自分がその場で見ているような興奮が沸き起こる。見ているスクリーンは80インチと小ぶりなんだけど、視聴位置から3mもないので画角がけっこう広く、臨場感も充分。

で、大変素晴らしい映像でした。見終わった後で調べて知ったが、BSデジタル大賞グランプリ作品だったそうだ。さーすが。

週刊テレビ番組表

一週間のサイクルを聞かれたので。
まあ、こんな感じです。基本的にBSデジタルの番組表が優先です。
( )付きはそれほど積極的な視聴者ではないもの。しかしこうして並べると、最近、島田紳助にはやられてんなあ。あと我が家では古館・久米が嫌われています。


月曜日

19:00 (東京フレンドパーク)
20:00 世界まる見え特捜部
21:00 大丈夫!? 我が家の財産 または
   スーパーテレビ最前線
22:00 (SMAP×SMAP)

火曜日

19:00 (伊藤家の食卓)
20:00 (学校へ行こう!)
21:00 開運! なんでも鑑定団
22:00 世界バリバリバリュー

水曜日

19:00 1億人の大質問!? 笑ってこらえて
20:00 (-_-メ;)
21:00 トリビアの泉
22:00 (-_-メ;)

木曜日

19:00 (-_-メ;)
20:00 (-_-メ;)
21:00 (みなさんのおかげでした)
22:00 ダウンタウンDX または
ROCKの要(内容次第)

金曜日

19:00 (-_-メ;) 妻がいれば、ポチたま
20:00 完成!ドリームハウス
21:00 (-_-メ;)
22:00 (-_-メ;)

土曜日

19:00 (-_-メ;)
20:00 (-_-メ;)
21:00 (世界不思議発見)
22:00 (-_-メ;)

日曜日

18:00 新撰組!(BS-hi)
19:00 ザ・鉄腕ダッシュ
20:00 どうぶつ奇想天外
   (犬が出ない場合)劇的ビフォーアフター
21:00 行列の出来る法律相談所
22:00 (世界ウルルン) or(おしゃれ関係)

これ全部書き起こすのに30分かかった(-_-メ;)

ちなみにこういう会社ですから、「平均」帰宅時間は20時半ってとこでしょうか。

新撰組!

いよいよ始まりましたね。
我が家では日曜18時のBS-hiが指定席になりそうだが、4つの電波で放送してるので、まず見損なう心配はなさそう。

初回はまずまずという感想。香取真吾さえなんとかなれば、このメンバーでドラマが破綻することはないはずなのだ。がんばれ香取。

演出、カメラワークはイマドキの流行ドラマに近いもの。既に「大河にしては軽い」という反論もあるようだが、三谷に重厚さを期待してどうする。このままでよし。でも笑いを取るところは、もっときっちりやって欲しい。前にも書いたけど乙葉は「グーで」殴らないと。

一度撮影の見学に行きたいなあ。K崎さん、よろしくお願いします。

川、いつか海へ -6つの愛の物語-

テレビ放送50周年記念ドラマ

野沢尚、倉本聰、三谷幸喜の3人の脚本家が「川」と「浮き玉」をモチーフに一人2話づづ、合計で6つの連作ドラマを書いた。

地上波では今夜から6夜連続なのだが、BS-hiで昨夜の夕方17時から23時半まで、30分のニュース中断を挟んで6時間で一気に6話放送。

見てしまいましたよ。スクリーン下ろして。

6話もあるので、逐一感想を書いてはおれませんが、けっこう面白かった。実力のある3人の脚本化が、やはり他の二人を意識しながら書いた(であろう)6つの脚本は、どれも上出来。また、輪をかけて豪華なキャスティング。好き放題やっちゃったとういう感じですね。(中には何しに出てきたの、というようなちょい役大物もあり)。

実はほとんど縁のなかった野沢尚の2本が一番ドラマ的には面白かった。ユースケと深津絵里も上々。野沢尚が一番きちんと「連作」というコンセプトに忠実。

逆に三谷幸喜の2本は完全に単発のコメディ。浮き玉はそれなりに出番があるが、物語としては他の二人のストーリーには絡まない。もっとも2話、4話のこのコメディがなければ6時間も見続けるのはきつかったかも。

倉本は例によってやや説教臭い世界。「森が海を育て、海が森を育てる。川がその繋ぎ役」というテーマをはっきり正面に押し出していた。倉本だけで6本だったらたぶん途中で見なくなりそう。そういう意味で、今回の3人による連作という企画は「成功」と言ってもいいだろう。

ハイビジョンでしかも高速度撮影でとらえた「水」の表現はさすがにきれい。1年かけて日本の四季を素晴らしい映像で見せてくれます。

マン・メイド・ワンダー

ギザのピラミッド,ニームのローマ水道、チベット自治区のポタラ宮・・・。人類は古来より、時に権力の誇示のため、時に神への畏敬の念から、あるいは飽くなき欲望から驚異の技術を発揮し、その存在を証明してきた。番組では、古代から中世にかけて人類が創りだした驚異の(=ワンダー)の”技術遺産”を訪ねて、その意義と背景を探る。また、その技術を生み出した人類の知恵の素晴らしさを再検討する。

という宣伝文句に乗せられて、日曜の夜お風呂も大急ぎで入って万全の体制でプロジェクターを点燈したのだが・・・・・。

10分足らずの映像の後はスタジオで荒俣宏養老孟司藤森照信の3人がだらだらとしゃべるだけ。わずか1時間で5つのテーマをやるんだから、企画としてもともと無理だったようですね。1テーマ10分。で、その半分以上がアラマタの油顔を高精彩ハイビジョン映像で毛穴の奥まで見せます。というものすごい番組でした。

30分で嫌になってBS-hiに逃げたらこちらは堂々の生中継でスペインから。ちょっとした場面でもきっちり飛行機だかヘリコプターを飛ばして空撮してるし。やっぱNHKだなあ。
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